2013年2月5日火曜日

できるかな、白いヒキさん

ヒキさんのなきがらは、お正月飾りを乗せて、暖房をつけていない、冷えた部屋の窓際に保管していました。


苦しんでいた時は、全身を痙攣させ、両手足の平を、外側に向けていたけれど、病院で注射などの治療を受けてからは、少し落ち着いて、痙攣も治まり、突っ張っていた手足も、曲がるようになりました。

そして、まるで眠っているかのように、カエルらしいまるいポーズで、手足も曲げ、手の平・足の平も、ちゃんと内向きに、地に着いた状態で、息を引き取りました。

まるで、生きて、眠っているかのような、きれいななきがらだったので、毎日、何度もタオルを開いては、いつものように、頭を撫でて、”手放したくない、別れたくない”、とダダをこね、思っていましたが、”そういうわけにもいかない”事も、わかっていました。

今はきれいななきがらであっても、きれいなうちに、お別れをしなくてはいけません。

あるとき、ふっと、あることを思いついて、材料を、amazonで、注文しました。


こちらです。

「ヒキさんの形を、石膏にして残そう!」と、思ったのです。

執念です。


こちらが、型を取るための材料、その名も「かたとって」です。

 
このように、”野菜”のような、立体のものも、型が取れるというので、こちらでもって、「ヒキさんの立体像を残そう!」と、奮い立ちました。
 

他に用意するのは、段ボール箱です。

今回の材料を含め、ネットで買い物をすることが多いので、山ほどあります。(家人泣かせ)

 
そして、発砲スチロール。
 
立体モチーフの場合、「合わせ型」で作るため、2種の型が必要です。
 
その2種の型を、ずれないで合わせる為に、埋め込んで凹凸を取る為、
 
そして、取りたい型に直接当てて、石膏を流し込む穴を確保する為にも、必要なのでした。
 
 
型から、石膏(像)を、キレイに取る為には、”カリ石鹸水”が必要、と、石膏の説明書にありました。
 
カリ石鹸(水)……って、何?
 
 
 とりあえず、ネットで調べると、無添加石鹸?の一種のようなので、該当しそうなものを、買って来ました。
 

これで、いいんでしょうか……?


開けました。

後ほど、普通に、洗顔などに、使えそうな普通の石鹸です。


という訳で、作業に入ります。

説明書にあるように、「かたとって」を250g。


そして、水を、1000cc。


それを、「かたとって」のほうに、水を少しづつ加えながら、泡だて器で、泡の立たないように、ゆっくり混ぜていきます。

ダマが消えるように、ぐいぐい混ぜていたら、急速に固まりだしたので、ヤバイッ!と焦りつつ、


用意したダンボールに流し込んで、ヒキさんを背中向きにして、半分沈め、さらに、追加分を大急ぎで作って、全身が隠れるように、流し込みました。

石膏を流し込むための、穴となる、発砲スチロールが、緩んで倒れないよう、素地が固まるまで、割と長い時間、指で持って押さえていました。

そうやって、やっと寒天状に、固まったこと頃には、


手ェ、痒ッ!!!

両手が真っ赤に腫れて、すごく痒くなってきたので、あわてて、アレロック(抗ヒスタミン剤)を、飲みました。(アレルギー体質なので、処方してもらっています)。

「かたとって」の成分は、私にとってアレルゲンが、何か含まれていたようです。(蕁麻疹とかにならず、間に合ったようで、よかったです)。

ともあれ、型を取ることは、できました。

(一応)。

(出来たはず・汗)。

次は、いよいよ、石膏です。

続く。

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普段、遊びで作っている紙細工はともかく、石膏像なんて、高校の美術の時間でもやったかどうか……。まさに、「大人の工作時間」でした。
愛です、愛!