2013年9月9日月曜日

お転婆、ミヤコちゃん(ミヤコヒキガエル)

先ほどは、ローテーブルの上にケースを乗せ、蓋を開けて、「昨日は、ごめんね」と、普段と変わらない様子の、ミヤコちゃんに、謝っていました。

特に問題も無く、元気そう、と安心して、お茶をとりに行っている間に、

あっ! 脱走ですっ!

あっという間に、ケースの壁を、跳ねてよじ登って、跳ねて、出て、ローテーブルからも、跳ねて飛び降り(!)、さらに、ぴょんぴょんと移動……。

あああ、こらこら、元気すぎです。

いや、そっちが、「普通」なんですね。

けれど、現在、バスルームには、ラン(ヒキガエル・オス)と、ナガレさん(ナガレヒキガエル・オス)が、放し中で、(2匹は面識があり、大きさも大体同じ、お互いに干渉しないので、同時に放せる)、ミヤコちゃんを放す余裕は、ありません。

ともあれ、昨夜のことがあるので、もうちょっと、大人しくしていて、飼い主に心の猶予をください。

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昨夜のミヤコちゃんです。

呼吸と鼓動が戻ってきた瞬間、ぱっと、体に、血の気が蘇りました。


目も、ぱっちり、大きく、見開かれるようになりました。

そして、


顔にも、力が入り、表情がしっかりし、手足で体を支えて、あごを上げました。

体のぶつぶつも、はっきりし、1枚目の写真とは、大違いです。

はぁ、本当に、良かったです。

ミヤコちゃん、蘇りました。



ケースに入れると、普段の、愛くるしい様子に戻って、濡れ雑巾からも、這い出しました。

もう、大丈夫。

やっぱり、ちいさなカエルは、怖いですね。

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昨日は、避暑先の長野から、さらに、数種のカエルを、名古屋へ連れて帰りました。

コオロギの入っていたパックに、とりあえず入れて、連れ帰ったミヤコちゃんを、汚れていると病気になるかと思って、洗面器のぬるい水に、足のつかない深さで、入れて、ゆすごうとしたら、

その一発で、ショックで、心臓が止まり、呼吸もみられず、意識が無くなり、全身が痙攣した状態になりました。

家人が「ミヤコちゃんの様子が、変だ!」と、と言うので、私もあわてて、撫でたりさすったりしましたが、目も弛緩してまぶたが二重で、小指の爪の先ほどの小ささになり、痙攣が無くなっていくにつれ、全身がぐにゃりとして、体が、灰色っぽくなっていきました。

おのずと、処置も”乱暴”になって行きました。

傾けると、反射で、元のように戻ろうと足をびくつかせるので、濡れ雑巾に包んだままで、何度も、右に左に、転がすようにしました。

息が戻るように、鼻を片方ふさいだり、仰向けからひっくり返る直前の、これまた、元の体勢に戻る反射の動きを、何度も、促しました。

2時間ちかく、そうしていたかもしれません。

常に、濡れ雑巾でもって、水分補給をされながら、左右前後に、転がされていることで、体に、血が巡っていったからなのか、微かだった反応が、少しずつ、強くなってきました。

まず最初に、ぺたんこだった背骨が、盛り上がりました。

体に、力が入ったのです。

それから、ゆっくりと、心臓(お腹)がぴくんと動き始め、喉も、ひくっ、と、しはじめました。

そこで、もう揺らすのはやめて、置いて、見守っていると、お腹の動き、喉のひくっが、途切れ途切れにも、続いて、大きく「びくっ」としたりもして、ミヤコは目を覚まし、お腹の動き、喉のひくっも段々、間隔が短く、力強いものになって、きました。

もう、大丈夫です。

そんな訳で、可愛すぎるヒキガエルの、ミヤコちゃん、蘇生しました。

以前のオッドさんのように、持つからに、心臓がバクバクして暴れて嫌がるとか、ではなく、いきなり、ショックで、止まってしまう(orz)のが、小さなコの、怖いところです。

やんちゃだけれど、恐ろしいコ、ミヤコちゃん、

”ハイリスク・ハイリターン”、これからも、気が抜けません……(汗)。

(なんで、急に? やっぱり、長野→名古屋の長旅(疲れと興奮)と、気候の違いのせい?)

(それとも、理由など無く?)

(ミヤコヒキガエルって、ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルぐらいの違いしかないと、なんとなく、思って飼って(買って)いた自分、勉強不足でした)。

(オッドさんと、ランの、どちらかが、ニホンで、アズマだと、鼓膜の位置からして、思うのですが)。(←どっちが、どっちだよ)(はっ、よくわかりません ><;)

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なんとなく、人間も、蘇生措置はびっくりするほど乱暴な”強い直接的刺激”が必要で、「貴様、こんなことで、死んでは、理不尽だとは思わんのか!」とかの乱暴な言葉がけのほうが、意識の回復にも効果がある?のかなぁなどと、思いました(汗)。